フリーダイビングを始めると、周りのフリーダイバーのロングフィンに憧れるかもしれません.
ダイビングショップの店員さんの言われるがままにフィンを買ってしまい、失敗した人を数多くみてきました.ダイビングショップの店員さんはフリーダイビングのことをよく知らなかったりします.体格に合わない高価なフィンを勧められてしまうこともあります.
買う前に相談してくれたら・・・といつも残念に思います.
見た目がカッコいいからと買ったロングフィン.でも実際に使ってみると重たくて疲れる…なんてことのならないように、そのフィンが自分の脚力に合っているのか、講習を通じて確認していきましょう.
一言で「フィン」と言っても、ブレードの素材にはカーボン、プラスティック、ゴムなどがあります.フィンの長さも、大きく分けてロングフィンとショートフィンがありますが、ロングフィンは長さも幅もフィンによって異なります.さらに角度が付いている、付いていないなど、まさに多様です.
当然ながら、同じ蹴り方をしていては、そのフィンの特性を十分に活かしきれず、効率の良いフィンキックとはなりません.フィンキックの効率が悪いと早く疲れてしまい、その結果、潜水距離が短くなる(記録が伸びない)ということにつながります.
次の動画は、比較的よくみかけるロングフィンの悪い蹴り方の例です.分かりやすいように少しオーバーに動かしています.
フィンキック講習は、推進力のあるロングフィンなどを効果的に使いこなすことを目的としています.使用するフィンの特性を活かしたフィンキックを一緒に考え、自分の体格と脚力に合ったフィンキックを追究していきましょう.
ロングフィンやブレードが硬い素材のフィンが大きな推進力を生み出すシステムの説明
角度のついたフィンの特性
膝を効果的に使ったフィンキックの説明
抵抗の少ないフィンキックの解説
足首のポジションの解説
フィンが作り出す力を100%推進力に変換する
陸上でできるフィンキックのトレーニング方法の紹介
海での潜水に効果的なフィンキックの説明、潜行と浮上時のフィンキックの切り替えの説明
DYNでストリームラインができていること (ヘッドポジションが正しい位置にあり、腰が反っていないこと)
膝が曲がらずに身体の前後で均等にキックできること
DYNで50mを余裕を持って潜水できること
海洋での実技講習は水深16mをCWTで余裕を持って潜れること